4月のはじめ、南魚沼・旧塩沢地区はこのころ、まだ雪に覆われています。 田植えの作業は、この雪を処理するところから始まります。 平らに降り積もった雪を重機で掘り返し凸凹にします。 平らの状態では表面積が少なく、なかなか解けない雪も、凸凹にすると表面積を増し、雪解けを促します。 ちなみに、何もしないと5月くらいまで普通に雪が残ったりするのがこの地方の「あるある」です。^-^
稲籾から雑菌を取り除き、元気な苗を育てるため、種子洗浄を行います。 稲籾5kgほどを袋につめて井戸水にて2~3日洗浄をします。 尚、乾燥しているイメージのある稲籾を水に浸すと、当然水分を吸いますので 稲籾の袋を出したり入れたりするので、かなりの重労働だったりします。
種子洗浄した種子を発芽を促すために苗箱に敷き詰める作業です。 専用の設備で苗箱に土と肥料と種籾と水を均等に分けていきます。 女衆のチームワークが活きる作業ですね!
苗箱に敷き詰められた種子を育苗棚に格納し、そこで適温で保管します。
軽く発芽したら次の工程『育苗プール』に移動します。
夫が現役バリバリでお米づくりをしていた頃から育苗棚の作成は私の作業分担でしたので
かなりの大きさの棚になりますが、一人で作れちゃいます(*^^)v
育苗棚で発芽した稲をさらに生育させる工程です。
武右衛門ではその年年の天候、気温などを考慮して『ビニールハウス育苗』『プール育苗』の
どちらかを選択しています。
天候に恵まれ、比較的暖かいようでしたら『プール育苗』
天候に恵まれず、少し寒くなるようでしたら『ビニールハウス育苗』
・・・と使い分けています。
田んぼを耕し、田んぼ全体の土の状態を均一にする作業です。
近年は農家を辞める人も増えており、そういった方々の田んぼをお預かりして生産をすることが
本当に多くなりました。
おかげさまで作付面積は年々増えているのですが、それに伴い、耕耘する田んぼも広くなるわけなので、
かなりの早朝から作業を進めないと到底終わりません。