塩沢農家・武右衛門

SDGsの取組み

SDGs目標2

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。

武右衛門はSDGsの趣旨に賛同し 、事業活動を通じて持続可能な開発目標の達成に努力し、SDGsが目指す社会の実現に向け貢献していきます。

SDGsの具体的な取り組み

食料の生産に貢献します。

SDGs目標2

農作物を栽培する私たち農家の仕事は「SDGs目標2.飢餓をゼロに」の目標達成にダイレクトにつながります。

日本は他国と比べ食糧自給率が低く、多くを輸入に依存しております。 輸入している食物の中には飢餓に苦しむ国々から輸入しているものもあるのではと思います。

日本の食料自給率を高める事が世界の飢餓を減らす事につながります。
私たちが農地を守り食料を生産する事が世界の飢餓の解決につながると思うと、 お米づくりにより熱が入ります。

また近年社会問題となっている離農による耕作放棄地の問題に対して、地域の離農希望者からの相談にのっております。 離農する方から田んぼをお預かりし耕作放棄地を減らす事で、食料生産量を維持に貢献しております。


地域のおっかちゃんが集まって活動する女性農家グループ

SDGs目標5

私たち武右衛門は地元のおっかちゃんが集まってお米づくりをするグループです。
農作業の中で力の要る作業では、男性陣の力は必要なので男性スタッフもおりますが、 女性中心で行っております。

地元の農家では高齢化が進んでおり、私と同じように夫婦でお米づくりをしていて、旦那さん頼りになっている農家がほとんどです。

そんな農業に携わる女性、おっかちゃんが集えるグループになっていけれればと考えております。 そして、旦那さんだよりになっている農家女子が、自分の考えで農業に携わっていける道しるべになっていければと考えております。


お米栽培の栄養はお米由来の肥料を

SDGs目標12

武右衛門のお米作りの基本的な考えは 『お米に必要な栄養はお米由来の成分で栽培、 魚介類由来の肥料などのお米以外の栄養は使用しない』方針です。

これを実現するため、収穫したお米・お餅のうち、稲刈りをし脱穀した際にできる 『もみ殻』や、 『いりご(実の入らないくず米や、こごめ)』、 『米ぬか』、『お餅自体』を翌年以降のお米の栄養のために使います。 また堆肥の発酵には地元の大地由来の発酵菌を使い、肥料づくりをしております。

肥料の原料は栽培したお米、お餅から、肥料の発酵菌も地元にもともとある土着菌で、 余所から不自然に持ち込まれたものではありませんので、環境への負荷もありません。

非常に無駄の少ない、環境にも優しい農法だと自負しております。 


農業を続けることが緑地の保全につながります。

SDGs目標15

日本一の米どころと言われる新潟県においても、 田んぼや畑を潰して、都市化・工業団地化が進んでおります。

商業施設や、地域の雇用の受け皿となる工場が増える事は生活が便利になるので 喜ばしい事ではあるのですが、やはり田んぼや畑が減っていくのを見ると寂しくも思います。

私たち農家が自立して農業で生計を立てる事に対して何も支障がなければ、 地域の田んぼや畑は維持できると思います。
私たちが農業を続ける事で地域の農地(緑地)保全に貢献できればと考えております。